People

人物

エフェクチュエーションの研究者・実践者

起業家研究者

Reed E. Nelson

Ted Baker との共同研究でブリコラージュ概念を起業家研究に導入し、エフェクチュエーションに隣接する手段活用型起業論の基盤を築いた研究者。「無からなにかを創る」プロセスの学術的解明に貢献した。

研究者

S. ラマクリシュナ・ヴェラムリ

エフェクチュエーション理論の発展に貢献した起業家研究者。SarasvathyおよびDew・Venkataraman と共著した『Three Views of Entrepreneurial Opportunity』(2003)は、機会の発見・創造・形成という3分類でその後の起業機会論の枠組みを決定づけた。CEIBS(中欧国際工商学院)でも長年教鞭をとり、エフェクチュエーションの国際的な普及に寄与した。

研究者

アマー・ビデー

起業家の機会追求プロセスを大規模フィールド調査から解明した経営学者。著作『The Origin and Evolution of New Businesses』(2000)で、起業家が「臨機応変の試み(initiative)」を通じて機会を発見・構築するプロセスを記述し、エフェクチュエーション理論と深く共鳴する実証的基盤を提供した。

研究者

アラン・ファヨル

フランスを代表する起業家教育研究者。起業教育の制度化・体系化に尽力し、エフェクチュエーション理論を含む現代的起業家教育フレームワークの普及に貢献した。Handbook of Research in Entrepreneurship Education(Edward Elgar)シリーズ編者。

研究者

ウィリアム・B・ガートナー

「起業家とは誰か?」という問い自体が間違いだと論じた1988年の論文で、起業家研究のパラダイムを特性論からプロセス論へと転換させた経営学者。エフェクチュエーション研究と深く共鳴する「組織化としての起業家精神」の提唱者。

研究者

ゲイレン・チャンドラー

エフェクチュエーションを初めて実測可能な尺度として定式化した研究者。Chandler et al.(2011)によって、コーゼーションとエフェクチュエーションを3サブ次元+1共有次元の構成概念として操作化し、実証研究の基盤を構築した。

研究者

サラス・サラスバシー

エフェクチュエーション理論の提唱者。Carnegie Mellon大学でHerbert Simonの指導のもとPh.Dを取得し、27名の熟達した起業家を対象とした認知プロセス・トレーシング実験から5原則を体系化。AMR 2001論文と2008年の主著がアントレプレナーシップ研究のパラダイムを転換した。

研究者

サンカラン・ベンカタラマン

バージニア大学ダーデン経営大学院教授。Shane & Venkataraman(2000)によるアントレプレナーシップ機会理論の共同提唱者。Sarasvathyの博士論文指導教員として、エフェクチュエーション誕生に深く関わった研究者。

研究者

スコット・シェーン

「個人-機会連結(Individual-Opportunity Nexus)」フレームワークでアントレプレナーシップ研究を再定義したサンカラン・ベンカタラマンとの共著論文(2000)で知られる起業家研究者。機会の客観的発見論を展開し、エフェクチュエーションの機会創造論との重要な理論的緊張をつくり出した。Global Award for Entrepreneurship Research(2009年)受賞。

研究者

スチュアート・リード

エフェクチュエーション理論の共同研究者。Sarasvathyとともにエフェクチュアルな意思決定の実証研究を発展させ、世界標準テキスト『Effectual Entrepreneurship』の主要著者を務めた。IMD教授。

研究者

スチュアート・リード

エフェクチュエーション理論の実証研究と教育普及の中心人物。Sarasvathyらと共に世界標準テキスト『Effectual Entrepreneurship』(Routledge, 2nd ed. 2016)を著し、Journal of Marketing誌への応用研究でエフェクチュエーションの学術的射程を拡張した。IMD Business School教授。

研究者

ディモ・ディモフ

ロンドン・ビジネス・スクールでPhDを取得した起業家研究者。機会確信(opportunity confidence)の概念を提唱し、起業家的プロセスを時間軸で捉える方法論を開拓。JBV InsightsのEIC(創刊編集長)を務め、effectuation.orgにも論文が収録されている。

研究者

テッド・ベイカー

「起業的ブリコラージュ」概念の提唱者。Baker & Nelson(2005)によって資源制約下の起業家行動を実証的に定義し、「手元にあるものを組み合わせて何とかやり遂げる」という行動原理がエフェクチュエーションの「手中の鳥」と接続する橋渡しを果たした。

研究者

トム・アイゼンマン

ハーバード・ビジネス・スクールの起業家研究者。スタートアップの失敗パターンを体系的に研究した著作『Why Startups Fail』(2021)で広く知られる。失敗の構造的原因の分析は、エフェクチュエーション理論の「許容可能な損失」「手中の鳥」原則の実践的意義と深く接続する。

研究者

ニコラス・デュー

エフェクチュエーション理論の共同研究者。Sarasvathyとともに許容可能な損失の行動経済学的分析や新市場創造理論を発展させた。Effectual Entrepreneurship共著者。

研究者

ノリス・クルーガー

起業家的意図理論(Entrepreneurial Intention Theory)の研究者として知られる。Ajzenの計画的行動理論を起業家研究に応用し、起業意図の認知的モデルを構築。エフェクチュエーション理論との接点として、起業家的思考の形成プロセスを研究する。

研究者

ハーバート・サイモン

限定合理性の概念で1978年ノーベル経済学賞を受賞。Sarasvathyの博士課程の指導教員であり、エフェクチュエーション理論の知的基盤を形成した。

研究者

フィリップ・ファン

ジョンズ・ホプキンス大学ケアリー・ビジネス・スクール教授。コーポレートイノベーションと起業家的意思決定の研究者。エフェクチュエーションを大企業の組織内革新に接続する研究の第一人者。

研究者

フィリップ・ファン(研究詳解)

ジョンズ・ホプキンス大学ケアリー・ビジネス・スクールの起業家研究の中核。コーポレートイノベーション・コーポレートガバナンス・テクノロジーパーク研究の第一人者として、大企業内のエフェクチュエーション的意思決定の条件を実証的に解明してきた。

研究者

ペル・デイビッドソン

起業家的機会の再概念化とPanel Study of Entrepreneurial Dynamics(PSED)への貢献で知られる起業家研究の方法論者。機会の「発見」から「創出」へのパラダイム転換を主導し、エフェクチュエーションの機会創出観と深く接合する研究群を確立した。

研究者

ミー・オージエ

経営学・戦略論・組織論の研究者。Herbert Simonの知的遺産の整理・継承に関する著作で知られ、Sarasvathy との共著(2004, Strategic Organization)ではSimonの設計科学思想とエフェクチュエーション理論の接続を論じた。組織における限定合理性・ダイナミック・ケイパビリティ・リーダーシップ教育を主要研究領域とする。

研究者

メリッサ・カードン

起業家的情熱(Entrepreneurial Passion)研究の第一人者。2009年の代表論文で情熱を3つのロールアイデンティティと結びつけて体系化し、「情熱はなぜ起業家の行動を持続させるか」という問いに認知科学的な答えを与えた。エフェクチュエーション理論とは起業家認知の深層で交差する。

研究者

ヨアキム・ウィンセント

スウェーデン出身の起業家研究者。200本以上の査読論文を持ち、Academy of Management Review、Journal of Business Venturing、Strategic Management Journal などに掲載多数。エフェクチュエーション理論との接点として、エフェクチュエーション的意思決定と起業家のパッション・自己効力感・リスク知覚の関係を実証的に研究してきた。被引用実績が高く、スタンフォード大学/エルゼビアの世界上位研究者データベースにも名前が挙がる。

研究者

ロバート・ウィルトバンク

エフェクチュエーション理論をエンジェル投資・ベンチャーファイナンスに応用した先駆的研究者。Sarasvathyとの共同研究で、不確実性下の投資判断におけるコントロール指向の効果を実証した。